71回目の祈りの朝
2016/08/06 10:20:30
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71回目の祈りの朝
8月6日は広島にっとって、特別な一日です。
71年前、暑い夏の朝の出来事。
広島は世界で初めて原子爆弾が投下された街となりました。
もう、草木も生えない荒れ果てた地になるしかないと言われ、
差別と偏見にも耐え、
人々は強く生き抜きました。
そして復興して見せました。
広島が憎んでいるのは、原爆を投下した国ではありません。
戦争です。
高齢化した被爆者の方々は、今
思い出すだけでも苦しい体験を
必死に伝えようとしてくださっています。
世界中が、自国の国益と防衛のみを考えるならば、
きっと三度、世界は戦いの道へ進む日が来てしまう。
そう感じているから。
戦争が悲劇しかもたらさないという事実を
体験した自分たちが伝える義務があると考えていらっしゃるのです。
世界中が不穏な空気に包まれ、
いつも世界のどこかで戦いは続き、
市民の日常はテロの脅威にもさらされている。
平和な世界とは程遠い今。
世界中が平和をかみしめられる道を
模索する努力を放棄してはならない。
世界はひとつなのだと
今こそここ広島から声高に叫ばなければ。
71年もの長い年月が流れてもいまだ核は廃絶されていない。
平和の尊さを伝えながら必死に生きた私たちの
祖父母の世代にはもう時間がない。
あの日の現実と、
その後の苦難の日々をどうか聞いてほしい。
71年前の本当の事を。
そして祈りたいと思います。
世界に平和が訪れる日が来ますように…。
日本は今、平和を感じることのできる国だと思います。
でも、一歩ふみ出してしまえばそれはいつ崩れてしまうか分からない。
恐ろしさを感じずにはいられません。
平和な世界は一国では成しえない
今一度、平和の尊さを世界中が考える時なのではないでしょうか。
譲り合ったり、助け合ったり、個人がする当たり前のことを
考え方や歴史認識も違えば、人口や国土の面積に経済状態。
みんな違う。
だけど、理解したり歩み寄ったり、
甘い考えかもしれないが、
世界が崩壊してしまえば元も子もない。
世界平和というのはなしえない目標かもしれないが、
決してあきらめてはいけない。
広島は平和都市だという誇りをいつも胸に。
世界平和を祈る
(年に1度、長文をお許しください。)