MARUKA WOOD WORKS

雨、降ってます。

2016/06/16 11:28:57

土の香り

洗練されたデザインってかっこいい。

北欧やイタリアの家具見ているだけでもうっとり。

私自身もウェグナーのダイニングチェアをはじめ、

北欧デザインのチェアの愛用者。

でも、何もかも全てを北欧スタイルにしたいとは思わない。

もちろん照明や、家具や食器、

北欧デザインは大好きなのでいろいろ使っているけど、

土モノの器も、磁器や手拭ガラス、手仕事の家具だって好き。

スタイリッシュな暮らしにも憧れもありますが、

カッコイイデザインばっかりに囲まれていると私は、正直

ちょっぴりしんどい。

ひとつひとつ、カッコイイし、可愛らしい。

手仕事の良さを感じられるモノもいっぱいある。

でも、もうっちょっとだけ、ホッとできるところが欲しいと思っちゃう。

「土の香り」がほんのりと香る程度。

土の香りがプンプンするのもちょっと違う。

その木が大地に根付いて、

厳しい自然の中で生き抜いてきたのだろう…

と想像したくなるくらいの 土の香り あたたかさがほんのりと伝わるくらい。

スマートすぎず、ごってりしない。

キメッキメにしすぎずに、ちょっと抜け感のある空気感が私には心地いい。

もちろん全部を大好きなスタイルにまとめることだって素敵な事。

研ぎ澄まされたカッコよさが好きな方もいる。

暮らす人が心地いいってことは、

心地よさも十人十色。

みんな違って、みんなイイ。

あくまでも、私の場合、

○○スタイルや、○○風を目指すのではなくて、

自分の好きな、自分のだけスタイルを見つけたいと思うのです。

ヨーロッパの人たちだって、キリムやギャッベ、ペルシャ絨毯をとりいれたり、

着物の帯を飾ったり、

自分たちの文化や、自分のスタイルに異文化を取り込んで楽しんでいるのです。

○○スタイルや、○○風にばかりこだわり過ぎると、

自分の好きなモノがわからなくなってしまう。

ベースになるところをしっかり決めたら、

後は、いろいろ楽しめばいいだけ。

ごちゃごちゃしたなと思ったら、

少しコレクションを扉の中にしまったり、

足したり、引いたりして楽しんだっていいんです。

ひとつのプレートに、いろんな国のお料理を載せて、

いろどりや、味のバランスを少しだけ気にして、

ビュッフェランチみたいに楽しんでもいいんじゃないかな…と。

チョイスするのは自分。

おススメを聞いてみるのはいいけれど、

丸投げしないで、自分と向き合って

自分の好きなモノ探してみませんか?

一緒に探すお手伝いをさせてください。

まずは、マルカの家具に触れてみてください。