祈りの日
2015/08/06 13:01:47
祈りの日
今日は、広島が祈りに包まれる日です。
被爆70年節目のを迎えました。
いまだ、世界は戦いがやむことはありません。
核保有国も減ることもない。
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰り返しませぬから」
原爆死没者慰霊碑を見つめながら
頬を涙が伝います。
原爆の犠牲になられた方々に申し訳ない。
70年たった今、為政者は平和憲法を捻じ曲げ
戦争への扉を開けようとしています。
私たちは、それすら止められないのでしょうか?
子供のころ、平和憲法を持つ日本だから言えることがある。
と、教えられました。
憲法に明記されている意味を今一度国民全体で考えるべき時ではないでしょうか?
終戦から70年。
戦争が遠い国のどこかで起こっている出来事でしかない。
だから、今、こんなに恐ろしい法案が可決されても、
ピンとこないという人が多いのだと思います。
私が小学生だった頃広島では、平和学習が盛んでした。
今よりもずっと平和学習に長い時間が割かれ、
被爆体験も直接被爆者の方からたくさん聞かせていただきました。
体験した方の願いはみな同じです。
「二度とこんな不幸なことは繰りかえしてはならない。」
今日、この国の首相はどんな気持ちであの碑の前に立ったのでしょうか?
世界は今も戦っています。
武器を手に平和を語ることはできません。
武器を置き、原爆がもたらす恐ろしい現実を、伝えることこそが、
世界の平和を推し進めるための実践的な方法ではないのでしょうか?
戦争は、何も生まない。
ただ、すべてを奪うだけです。
想像力をフル回転させてみてください。
自分の大切なモノをすべて奪われるのです。
守るために武装する。
武装した者同士で、平和を語り合う日は決して来ません。
本当に、大切なものを守りたいなら、
共に平和の尊さを叫び、戦争の悲惨さを忘れないこと。
理想論かもしれないでも、平和憲法の意義を、
尊さを広島の人たちはみんな信じているのです。
政治的な事は、言わないで済むなら、言いたくはない。
でも、素敵な暮らしは、平和なくしては考えられないですから。
発言するのは、年に一度なのでお許しください。
もちろん、世界の平和はずっと祈っています。